Mind ヨガ哲学

「本当の自分」とは。〜自分軸で生きるために大切なこと〜

本当の自分とは

★今回のテーマ★

「本当の自分」に気付くことで、
ブレない自分軸で生きていく事ができる様になります。

 

ヨガ美
ねぇねぇ、
「本当の自分」って何だと思う?

 

なやむ君
個性があるとか、そういうこと?

 

ヨガでは「本当の自分」は知覚する意識のことだよ。
プルシャ(真我)や純粋意識と言われることもあるよ
taki

 

なやむ君
知覚する意識?(また難しいことを…)

 

ヨガ美
詳しく教えて!

 

じゃあ、次の話を一緒に読んでいこう
taki

 

本当の自分を知る為に、プルシャ(真我)を理解しよう

二つの満月(不動のプルシャと動く心)

 

雲一つない夜空に大きな満月が浮かんでいます。

満月が見下ろす大地には大きな湖があり、

湖の鏡の様な水面には、まるで瓜二つの満月が映し出されています。

夜空に浮かぶ満月は、湖に映る自分の姿をいつも見下ろしています。

ある日、湖に小さな石が投げ込まれました。

湖の水面は小さく揺れて、水面に映った月の形もその部分だけが崩れた様に見えます。

その揺れが収まりそうになった次の瞬間、強い風が吹きました。

湖の水面は更に大きく揺れて、月の形は大きく崩れ、歪んだ様に見えます。

一方、空に浮かんでいる満月は何も変わらず、じっと湖を見下ろしています。

その後も、湖には大小さまざまな石が投げ込まれたり、

風が吹いたり、時には地震が起こって驚くほどに水面が波打つこともありました。

湖に映った月の姿がいくら崩れても、空に浮かんでいる満月の姿は変わりません。

常に同じ姿でとても静かに湖を見下ろしています。

なやむ君
……で?

 

ヨガ美
私はちょっとわかったかも♪

 

見守る意識と揺れ動く意識の2つの存在

 

知覚する意識(プルシャ:真我)は空に浮かんだ満月のこと。

私たちの中には空に浮かぶ満月のように、全ての変化をただ見守る意識

石や風の影響を強く受ける、湖に映った月のような揺れ動く意識の2つが存在しています。

普段の私たちは揺れ動く意識(心)を本当の自分だと思って生きています。

その為、大きな障害や困難にぶつかると、

波によって大きく歪んだ水面の月の様に本当の自分を見失ってしまいます。

ヨガでは、どんな時でも夜空に浮かんだ満月の視点で
自分のことを観ていくことが大切とされています。

 

悲しくても苦しくても
それは本当の自分じゃないんだよ
taki

湖に、風が吹いても、大きな石が投げ込まれても、

それらに影響されずに、湖の変化を空から見守り続ける満月

どんな時にも変わらず心の変化を見守る「知覚する意識」が誰の中にも存在しています。

 

おむすびころりん(観るものと観られるもの)

 

日本昔話に、「おむすびころりん」という話があります。

おむすびを食べようとしていたおじいさんが

おむすびを一つ落として、それがコロコロと穴に落ちてしまうという話です。

物語はそこから展開していくのですが、今回注目してほしいのは

転がったおむすびと、それをみているおじいさんの関係です。

もしも、おじいさんがよそ見をしていたらどうでしょうか?

おむすびがいくら転がっても、それに気付く存在がいなければ

おむすびは転がっても転がらなくても、世の中的には何も変わりません。

おむすびが転がり、それに気がつくおじいさんという存在がいるから

おむすびころりんという物語は成立しています。

私たち自身も

喜んだり、怒ったり、時に悲しんだりする心の存在と

それを知覚する存在があって成り立っています。

楽しい、嬉しい、ポジティブな感情の時は波がおだやかです。

水面に映った月も、空の満月とそっくりの姿をしています。

辛い、悲しい、怒り、ネガティブな感情の時には水面が大きく揺れて

水面に映った月は形を変えてしまいます。

どんな時でも水面の波を穏やかにすることが理想ですが

生きていると、時に自分の力ではどうにもならないことに遭遇することもあります。

そんな時は空に浮かんだ満月のように、

自分の心の変化を見守り続ける意識の視点で

自分自身を客観的に観ることが大切です。

日本のヨガの師に教わる、自分を客観視する方法。

日本にヨガを伝えた、故・中村天風は

「常に自分の後ろにもう1人の自分がいて、その視点で物事をみている」と話しています。

プルシャ(真我)は目に見えません。

目には見えないプルシャをもう1人の自分として頭の中でイメージする事で、

自分を客観視して、物事を冷静に観ることができます。

「本当の自分」の視点で生活することで、他人にも自分の心にも振り回されない

絶対的な自分軸を確立させることができます。

参考図書↓
成功の実現 [ 中村天風 ]

プルシャ(真我)は何にも影響されない不動の存在

常に自分を客観視することで、

緊張や怒りや悲しみのエネルギーの正体を冷静に見極めることができます。

私たちの心を変化させるものごとは、

決して空に浮かんだ満月(プルシャ)には影響を与えないということを知っておきましょう。

今、自分を苦しませたり悩ませているものの正体は

様々なエネルギーの移り変わりであり、

それが湖の水面を波打たせます。

水面に映った月の変化はその結果でしかありません。

波が収まれば、また変わらず夜空の満月とそっくりの月が映し出されます。

そして空に浮かぶ満月は決してその姿形を変えることのない存在だということを知っておきましょう。

何にも影響されることのないプルシャ(真我)の存在を自分の中に落とし込むことで、

「本当の自分」に気付き、ブレない自分軸で生きていくことができる様になります。

 

なやむ君
ぼ、ぼくにはまだ難しいなぁ〜!

 

ヨガ美
何回か読むと理解が深まるかも♪

 

ヨガの練習も自分を客観視する練習になるよ。
繰り返し続けることが大切!
taki

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